こんにちは。


直感によって、自分が救われたにもかかわらず、パニックになってしまったある主婦は、その後、色々なことを聞きかじり、普段読まない2chを読んだり、地震予知者のブログを読んだりして、ドンドン不安定に加速がついていった。スピリチュアルのスピの字さえも言わない彼女が、スピリチュアルや地震予知者のブログに踊らされて、煽られて、不安定になった。


ブログや、2chの祭り状態を見ていると、乗らなきゃ損だと思う人も居て、便乗商法のように煽っているひとがいる。おひとつ、石でもいかがですかというパワーストーン商法や宗教がどんどん出てきて、結局は震災を利用して、儲けを得る人が増えた。
とりあえず、このところ地震で揺れてないから、揺れるぞと書きこんでみる。息子の友人の母親は、自身の息子に、スーパームーンは地震の前の証と騒ぎださせ、驚いた息子がわたしに聞きに来たが、わたしは、鼻で笑った。真っ赤な月は、天体現象であって、スーパームーンもそれだよと。それじゃ何かい?日食は、凶兆の印かい?と。

それじゃ、自分も地震について予知をしてみようと分析を始めた。煽る人は、ブログに来る人が少なくなると困るから、地震があってもなくても大きく騒ぐ。ついでに起きた放射能の事件を受けて、あれこれ煽ってみたり、地震の災害グッズを買わせる。けれど、わたしは、そんな利益を受け取れば、利益を受け取りたいがために、アンテナが狂うことが分かっているので、一切そういうことを排除し続け、ひたすら己の為に必要な地震予知について、検証を重ねた。

そこで、自分の耳が痛い時には、一定の法則で、自分が感知しているのだという事は分かった。浮動性のめまいではなく、回転性のめまいが起きた日は、その数時間後に大きな地震が起きることもわかった。勿論、回転性のめまいが起きた時は、どんな時でもまず最初に、「耳鼻科」へ行くことを忘れなかった。耳が痛い時は、「突発性難聴」を先に疑った。
結局、自分は自身に対して情報に、「プッシュ通知」のような設定を行い、その設定の範囲であれば、それを受け取るように収集を心がけたので、イラナイ情報は、全く分からない状態になった。

ここまで、こんな短期間で理解を深めることが、普通には難しいのかもしれないが、出来る人はできる思う。

ただ、利益に目がくらめば、勿論だが精度は落ちる。これは、よく、霊能者は商売で行うと「精度が落ちる」とか、「お力がなくなる」と言われることがある。

霊能者や占い師は、自宅で行うことがない限り、基本的に事務所を構えたり、色々な経費が発生するのは、仕方ない事である。そうなるとそれを維持するために、最低限これ位必要であるという、「経費維持の為の欲」が出てくる。この「欲」を「直感」に絡ませると、結局は精度の緻密さを失うこととなる。誠に分かりやすい事である。


さて、前の記事に書いた「予知予言をする人の心理的前提条件」というものが見えてくるだろう。

ひとを煽って得をするもの、人を煽って賞賛を得たいもの、現実 が厳しいからこそ、地震予知で脚光を浴びたい人、結局は、その当人が当てたら利益があることばかり。外れることについては、逆切れで対応し、ひたすら崇めて欲しい気持ちを律しえない人が多くいた。マスコミは面白半分に取材し、その取材された人は凄い人として、あれこれお呼びが高くなったが、今は誰も振り向きもしない。

わたしは、その人たちは、実は心にPTSDを受けたのではないかと思った。もし、そうじゃなかったら、サイコパスなのだろうか。
人の弱い面を徹底的に餌とし、儲けていく姿勢は、邪悪の無邪気な悪気ではない。故意に、相手が弱っていることを知って行うのだ。

結局、地震に踊らされた主婦は、ついにこんなことを言い始め、わたしにメールをよこした。
 

「XXちゃん予報。地震が起きるよ。これから凄い大きな揺れが来ると思う。」

 

・・・・・・・わたしは、それを読んで、そのままスルーした。そうか、このひとの中の「中学二年生」が目を覚ましたのか。まぁ、放っておこう。人間色々あるさ。けれど、結局、地震は起きなかった。翌日、こんなメールを書いた。「予報をいただきましたが、地震起きましたか?」

予言するんだ?つい先日まで、ショック症状を受けてた人は、「不安定な心の揺り戻し」にあうと、こういうことをし始めるのか。
・・・・誰かを思い出すな。そう だ、わたしだ。


わたしもかつてそうだった。霊能者に「直感」というモノの由来を尋ねて訪ねて歩いて、誰一人としてまともな答えが出ないことに焦りを感じていた。

「後ろの人がいい人だからですよ」と言われれば、「ええ?後ろの人が、んじゃ、このままで居てくれるにはどうしたらいいのか」「なにをしたらいいのか」等、色々考え出して、逆に動けなくなっ た。「誰も納得できる答えを与えてくれないことに憤りを感じた。」なので、自分で答えを出そうと考えた。


今は、後ろの人が誰だっていいじゃないのと思えるのだが、「運命」があまりに不可思議で、逆らってみたい気持ちがどうしてもあった。「運命」のやりたい放題にさせておくのは我慢ができなかった。

結果的に、わたしは霊能者になって、「直感」の由来について研究を深めた。それ程に自分自身について、直感を甘く見た結果に起きた「PTSD」がきつくて、直感は、メンタルに対して大変な影響力を持っていたのだと実感した。


人間には、色々な体質があって、通常の設定されている音域以上の聞き取れないような何かの違和感の音を感じるひともいるし、感覚では、医学で設定できている以上の範囲を超えた視力の人もいるし、設定された色がそのように見えないひともいる。五感の「総合統計違和感」が、ピークになった時に、「直感」はあなたに語り掛ける。
胡散臭くて得体の知れないところに行って、なにか感じたら、誰だって、「直感」でここはヤバイと思うだろう。その不協和音を感じるように、日常の中をどれだけ、条件化し、パターン化し、分析して、差を見ていく観察力を身につければ実は誰にでもできることである。五感の統計であるから、五感に貰う情報に振り回されず、五感の情報を、単なる情報だと思えばいい。
他には、自分の先入観を育てた環境のパターンと合致するかしないか、「差」を冷静に判断できれば、「違うものクイズが、あなたに即できるようになる。」

これが、「直感」だろう。


ただ、直感が、いつまでも、系統だった学問になりえないのは、必ず、「あたりはずれがある」からだろう。

パターン認識で、右の画面と左の画面の違うところを見つけていくだけのことだ。


例えば、エクセルファイルに入力されている項目欄ひとつひとつに対し、あなたは複雑に意味を考え過ぎだ。項目に対して、あらぬ感情を持ったり、揺らされたり、様々な心の揺れ動きをしているから、全ての統計が取れないのだ。項目に、「女」「男」とあったら、そこで、「ゲイ」もいるのに等、項目に際し、余計なことを考えるからだ。項目に「女」と「男」があったら、「行政上の振り分け」と考えておけ。それ以上に、ゲイやトランスパーソナルを入れたかったら、別項目で用意すればいい。

あなたの統計のまとめ方が悪いから、シンプルで必要な情報が得られない、「ごちゃごちゃした情報を規則性なくまとめた統計」にしたら、それに振り回されて、メンタルを病むのは、簡単だ。

人間は理不尽である。組織も理不尽である。そんな項目は、一番最初に、「前提条件」として作っておくものである。


また、五感の統計は、基本的にシンプルな方が使いやすい。今も、プログラムを組んで思うのは、パラメーターを細かくして細かくして煩雑にすればする程、ひとは難しすぎて使わなくなるものである。複雑なパラメータの意味を、人に説明できればいいが、どうしてそういう項目を作ったのか、説明できないのであれば捨てればいい。捨てられないのは、ただひとえに、その項目に異様に「あなたがこだわる」からだろう。

そのこだわりに、「がんじがらめ」になり、メンタルを病んでしまっては、元も子もないだろう。

こだわりなんか、捨ててしまえばいい。「プライド」と「こだわり」が、両天秤に乗っている内は、冷静に何も見ることはできない。

霊能者や占い師の「金銭欲」「名誉欲」は、「一つの項目」である。金をまた、持ってきそうな人をリストに入れておき、フィルターにかけて営業をかければ済むことだろう。どんどん新しい商品を、「ステージが上がった」と言えば、盲信してくれる以上、購入してくれるだろう。そう考えていけば、精度はどんどん曇る。


直感による不安定さから、「当たったことを認めてもらいたい」、「心の不安を吐き出したい」、色々とあるだろう。友人に煙たがられても続けるのであれば、あなたは友人をなくすだろうし、金を出してカウンセラーに行っても、カウンセラーも支えきれないモノがある。そういう時には、休みなさい。休んで寝て、あたまをよく自分で整理することをお勧めする。
整理できるまで、考えは休んだ方がいい。休めない時は、自分が壊れている時だと考えて欲しい。
根性論で、働かない頭を整理できると思わないことだ。根性論で、疲労は治らない。根性論で病気は克服できない。
根性論で、克服できるのは、「あなたの甘ったれた考えでことに当たる姿勢」だけだ。根性論で通用することは、「現在の自分を認め、受け入れる覚悟」だけである。

頑張る自分を厭うな。頑張る自分の頑張りが、自分の目標に達成できないだけで、自分を嫌いになるな。直感に振り回され、辛い思いをしてきた自分を認め、素直に心が辛かったことを認めよう。そして、改めて、その上で、覚悟を決めるといい。覚悟を決めれば、分かることがある。

直感は、得られる情報に振り回されず、イラナイ情報を上手にコントロールできてから、始まる。