選択の科学
シーナ・アイエンガー
文藝春秋
2010-11-12

こんにちは。

心身ともに、強くなるには、「守るべき存在がいること」が大事なことだと私は思っています。守るべきものができると、人間強くなります。辛抱強くなります。忍耐強くなります。

しかし、違和感を感じる存在もいるとは思います。なんでこんな奴の為にこんなに一生懸命やらなくちゃいけないのかなーって思う存在は必ずいます。その人の存在をあなたが嫌に思う理由は、ひとつ。


あなたのペースを乱すからなのですね。


ペース配分を乱されても、好ましいと思える相手ならいいのですが、大方は、ペース配分を乱してくる相手を好ましいとは思えない人のほうが多いです。だからこそ、人は悩むのです。恋愛の相手にせよ、結婚の相手にせよ、婚家の家族にせよ、自身の子供にせよ、自分の親にせよ、職場の人にせよ。思い通りにならない相手との中で折り合いを為すのは至難の業です。


そんな関係においても、「自分ができる思い通り」をひとつやふたつ作ると、人はあいまいな関係の中でも、意外にリラックスできるのです。


以前に、選択の科学を参考に、記事を幾つか書きました。何でも、思い通りになりすぎると、ひとは幸福感を感じず、思い通りになることが、一つ二つだったり、生きるか死ぬかに関係ないスマホのカバーを選ぶ権利くらいしかない方が、逆に人は幸福感を感じやすいとありましたね。


思い通りにならない人生の受け皿として、何か小さなことでも「思い通りになること」をつくれば不条理感が軽減されるのです。それがストレス解消です。痛い思いを解消することが、一番のストレス解消に繋がります。

でも、運気が劣っている人は、確かに、あまりに自由すぎて、あまりにやる事がなくて、あまりに暇すぎて、モノも丁寧に扱わないし、ずさんでだらしない人ばかりです。他人から聞いた話から喚起されても、煽られる気持ちはあっても、長続きしません。


そんな自分を抜け出すためには、「人の意見に左右されない選択肢を見つける」ことが一番です。


何かに自由を見出して、メリハリをつけること。日々、惰性で生きる事が一番簡単で、一番開運に導かれない行為です。

開運は、今までの自分の生き方から、色々と変わっていく過程です。今日やっても明日できない、続かない努力は努力じゃありません。できることからコツコツと成し遂げていくうちに、あなたも自分に対して対応が変わるし、何かに対しての対応も変わります。また、他の人への対応も変わると印象が変わります。今日できることは、明日に持ち越さず、今日中に行っておき、明日はまた別の事をもう少しやる等の努力は長く続けましょう。

形に見える努力だけ重ねないのが一番です。「形に見えない努力こそが、開運です。」


そうするうちに、あなたへの周りの評判も変わってくると思います。

 


天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。
山口 真由
扶桑社
2014-04-05 (努力家というのは、努力ってなんなんだか、分かってない気がします)

諦める力 〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉
為末 大
プレジデント社
2013-05-30(まぁ、目的のために手段選ばずって姿勢の為には、時として諦めが肝心)